「マウスピース」。
- 2015年03月9日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
日が暮れるのも遅い時刻になり、夜でも気温10℃超えの日も珍しくなかったり・・・。
ただ、急に寒くなったりするので、油断すると体調崩しそうです・・・。
食いしばりや歯ぎしりや「顎が痛む」との主訴で来院される患者様は、うちのクリニックでは多いです。
上下の歯を過度な力で噛んでしまうクセがあると、こめかみ(側頭筋付近)がだるくなったり、歯が擦り減ったり、といった症状がみられることがあります。
口が開けにくい、口を開けると顎が痛い、などの顎関節症も含め、これらには歯列不正やストレスといった、多様な原因が重なって発症するといわれています。
「マウスピース」は装着することによって、咀嚼する筋肉の負担を軽減させたり、食いしばりに耐える歯を保護する役割を果たします。
柔らかく厚みがあるタイプと、薄くて硬めのタイプと患者様の状態によって、選別することに・・・。
スポーツ用のマウスピースとなると、衝突などの外力に対して防護する目的があって、最近ではカラフルなカラーが出回っています。
顎関節症には「TCH(Tooth Contacting Habit):歯牙接触癖」といったものもあり、できるだけ歯を噛み合わせないように訓練する治療法も出てきています。
いずれも明確な原因、治療法を含む「ガイドライン」はやっぱり存在しておらず、症例をこなす先生がたも頭を悩ますぐらい、奥の深さがありますね。