「下町ロケット」。
- 2015年12月21日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
やっぱり12月も下旬になると、寒さを感じます。
全国至るところで、ようやく雪が積もる光景をテレビで観れるようになりました。
といっても、まだ路面が露わになっているような少ない雪みたいですけど・・・。
先日、TBSドラマ「下町ロケット」が最終話を迎えました。
「半沢直樹」シリーズや「空飛ぶタイヤ」など、ベストセラーを多く世に出している、池井戸潤さんの渾身の直木賞作品です。
ロケット工学関連の一流研究所を退職して、父親が営むダウンタウンの中小企業に、2代目社長として戻ってきた、主人公・佃航平の奮闘するあらすじになっているのですが、とにかく熱い!
前半のロケット編では、ライバル中小企業との訴訟、巨大企業帝国重工と、佃製作所が特許を持つロケットバルブをめぐる駆け引きを経ての共同開発、そして、ロケット打ち上げ。
後半のガウディ計画編では、人工心臓「コアハート」の計画打ち切りに負けず、人工弁「ガウディ」の開発に挑戦し、サヤマ製作所やPMEAとの攻防、サヤマのデータ偽装が明るみに出たうえでの、「ガウディ」完成、臨床応用・・・。
ほとんどの仕事は「お相手」のある内容ですから、邪魔をする人間や、自分の思い通りにいかない方が、すべてといっていいと思います。
そこを打破するのが、言葉で表す以上に難しくもあり、また、「一生勝ち続ける人」はいないですし、挫折は必ず経験して、それを生かす術が、この作品(小説もドラマも)には盛り込まれています。
いろいろな変遷を経て、種子島宇宙センターから飛び立っていくロケットが無事に切り離しをする瞬間や人工弁ガウディが心不全の子供さんに移植されて心臓の鼓動が再開する様子は、フィクションであっても、素直に感動できました。
佃航平を演じる阿部寛さんは骨太の俳優になっています、20代の頃、メンズノンノのモデルだった面影はまるでありませんね。