「外科疾患」の講演会。
- 2016年06月13日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
やっぱり雨が続きますね、ジメジメしています。
通り雨的に、突如降り出して、サッと止んでくれる時もあるから、お天気予想がしにくいですね。
先日、歯科医師会主催の講演会に参加してきましたので、ご報告します。
中央市民病院口腔外科の竹信俊彦部長の「内視鏡を用いた外科的療法」の題目で、深い位置の埋伏歯抜歯や下あごの骨折整復などで切開範囲を極力狭く、手術を進める内容でした。
たくさんの手術症例の写真を引用されながら、スライドを通して、お話をされていきました。
また、ツバが出てくる「唾液腺」の中や管に発生する、「唾石」を内視鏡で位置を確認しながら、超小型の機器で石そのものを摘出する紹介もありました。
内容によっては唾液腺を取らずに済むので、患者様にとっても、すごく有り難いことだと思います。
もう一題、神鋼病院脳神経外科の上野泰部長「三叉神経痛のアプローチ」は、数は少ないですが、「歯が原因ではない、顔の痛み」について、丁寧にお話ししていただきました。
三叉神経痛に対しては、一般的には「テグレトール®」という薬が治療に使われますが、なかなか改善しないケースに遭遇します。
三叉神経に近接する血管が圧迫されているのかMRI撮影と脳神経外科や神経内科の先生に依頼するのですが、症状の強さや血管との接触具合によって、手術に踏み切ることもあるとのことです。
脳外科の手術ともなれば、開頭→頭を開くわけですから、短期間入院とはいえ、ウェイトの重いものだと思います・・・。
質問も多く飛び出し、懇親会も活気あるなかで進んで、盛況することができました。
竹信先生、上野先生、貴重なお話をありがとうございました!