「後期高齢者」の方の窓口負担案のやるせなさ。
- 2019年11月4日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
この連休は過ごしやすい、行楽日和になりました。
11月に入り、朝晩の肌寒さだけでなく、日中の陽光あたる時間帯でも秋らしさを感じます。
先日、厚生労働省から、保険診療上での「後期高齢者」、75歳以上の方の窓口支払負担を2割の考えが示されていました。
まだ決まっていませんし、4-5年ほど前にも議論が上がり、凍結している案なのですが、実現してほしくない政策です。
高齢の方の、これまで1割負担だった支払が、同じ内容の治療を受けても、2倍になるわけです。
患者様が診察を終えて、受付で会計を介して、お金のやりとりをされている・・・。
実際にその状況に直面すると、当たり前ながら、やはり自分の仕事の責任の重さを感じます。
医療費の切迫は社会問題でもあり、財源の在り方も重要ではありますが、告知ひとつで、ある瞬間から突然支払が変わる、決めた当事者は医療現場にいない・・・。
浅学なボクが、えらそうなことを言える立場ではありませんが、患者様側も、医療者側も、国も、疲弊しているなかで、良策は見いだせないものでしょうか。