「神経損傷の診断・対応」の講演会
- 2024年11月19日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
連日、寒くなってきました、晩秋を感じさせます。
これからは防寒対策になっていくのでしょうね。
にわかに信じがたいほど、天候の大きな変化に戸惑いもあります。
先日、大阪口腔インプラント研究会の講演会に参加してまいりました。
佐々木研一先生講師での「インプラント治療における神経損傷の診断から治療ならびに予防まで」の演題でした。
インプラント埋入に限らず、抜歯、嚢胞(うみの袋)摘出、良性腫瘍摘出、とにかく観血的処置→外科処置はリスクと背中合わせになります。
とりわけ、処置による下唇やオトガイ皮膚、舌における知覚神経麻痺は、程度の如何に関わらず、特に取り上げられる併発症です。
ひとくちに麻痺、イコール「しびれ」といっても、外科処置の場合は、自然に発症したものではないわけですから、状態把握は大事になります。
処置による神経損傷は3つに大別されるので、各々のレベルで、どういう対応が必要なのか。
長く病院口腔外科部長として活躍され、日本口腔外科学会の重鎮ともいえる佐々木先生の説明は、事細かでした。
神経麻痺で、いろいろな迷惑を被るのは処置を受けられた患者様です。
にしクリでの処置前同意書説明でも、リスク可能性だけではなく、発生した際のマネージメントは必須としています。
「きっちり説明している自分は大丈夫」、まったく思えることがない内容をお話していただきました。
佐々木先生、ありがとうございました。