おすすめ映画作品11。
- 2016年10月17日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
10月も半ばを越えて、朝方は寒いぐらいで、長袖必須になりましたね。
短い秋ですけど、しっかり堪能したいです。
今回は、久々のおすすめ映画作品の紹介です(前回は「クヒオ大佐」でした)。
1995年アメリカ公開の、デビット・フィンチャー監督、「セブン」です。
定年退職が目前に迫るベテラン刑事(モーガン・フリーマン)と野心に満ちた若手刑事(ブラッド・ピット)がコンビを組んで、連続して起こる、殺人事件を捜査することになります。
それぞれの現場に残る、残忍な内容と部屋の壁などに書かれたメッセージが「大食」、「強欲」、「怠惰」・・・。
イエス・キリストの7つの大罪をモチーフに、被害者の数を合わせている、犯人の意図が示唆されていました。
常に何かの可能性を考え、慎重に対応するフリーマン演じる老獪刑事に対し、仕事熱心で、愛妻家、そして血気盛んなピットは、アクティブに犯人の痕跡を調べ、追いかけます。
若さゆえの、この行動が、異常性格者の犯人の心の琴線を触れさせてしまうのですが・・・。
犯罪の邪魔をされた犯人は、計画を変更して、映画はクライマックスを迎えます。
警察に自ら出頭して、自分が殺人犯であることを告げたうえ、2人の刑事に担当を指名、取り調べされながら、ある場所へ連れて行くよう、指示します。
回りに何もない荒野のような場所に到着、しばらくすると宅配便の車がやってきて、小ぶりのダンボール箱を配達されます。
箱を開封したフリーマンは絶句し、中身を知ったピットは悲しみと怒りを爆発させます・・・。
劇中、何度も雨が降りしきるシーンが印象的で、作品の不気味さを表していると思います。
若き日のピットの後先顧みない正義感と、フリーマンの重厚さが、作品にとてもハマっていて、ピットの代表作といえるでしょうね。
また、不定期で作品を紹介していきます。