にしクリでの「親知らず抜歯」の流れ。
- 2017年08月15日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
ジメジメした暑さが続いていて、やっぱり寝苦しいです。
お盆入り直前あたりから気温が少し下がって、多少マシなりましたけど、それでもまだまだ・・・。
親知らず抜歯の患者様、ほとんど毎日といっていいほど、その機会があります。
近隣歯科先生からのご依頼も増えて、有り難くもあります。
ところで、親知らずの抜歯、にしクリでは初回診察時(ほとんどの方にとっては「初診時」になりますよね)には処置をせず、説明に傾注しています。
頻繁に遭遇するのが、初診、即、「(親知らずが)痛いから、今から抜いてください」、「この日1日のために、仕事休んできました。もう休めないので、今日抜いてください」というパターン。
子供さんの乳歯グラグラでも、年配の方の動揺著明な歯周病末期の歯でも抜くとなれば、「抜歯」。
下あごの深い位置に、横たわった状態の親知らずも、抜くとなったら、「抜歯」。
同じ言葉の「抜歯」でも、処置のレベルや患者様に降りかかるリスクが、あまりに異なり過ぎます。
いうまでもなく、抜歯リスクが生じるからで、レントゲン撮影し、時間をかけた説明、ここがすごく大事です。
説明では、下なら下唇やオトガイ(下あご中央部です)の知覚マヒ、上なら副鼻腔への交通、また歯根湾曲時の対応(分割した状態にして待機期間を設ける2回法)、可能な限り午前診11時半開始・・・、いろいろお伝えし、意思統一を図っています。
大多数の方が同意していただいて、後日予約日での抜歯となるのですが、どうしても意思統一ができない時は・・・、「申し訳ありません、にしクリでは抜歯は無理ですので、他の診療機関をお願いします」とお話しています。
これは病院口腔外科勤務時代からついて回る、頭の痛い問題なのですが、同じレベルの先生に複数尋ねると、ほぼ同じ答えが返ってきますね。
ボク自身の実力やにしクリの診療スタンスを考えると、やはり、「1回目説明・同意書、2回目予約抜歯」で今後もやっていくつもりです。
患者様には詳しく説明させてもらいますので、これからもよろしくお願いいたします。