アレルギーについて。
- 2015年03月30日
アレルギーについて。
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
プロ野球も開幕し、「球春」の言葉どおり、いよいよスプリング・ハズ・カムとなりました。
毎年暖かくなってくると、スギ花粉その他もろもろでくしゃみ連発となるのですが、ボクの場合、まだ花粉症には至らないと皮膚科先生に言われています。
アレルギーの症状は、発疹(じんましん等)や主に顔部分のむくみが挙げられます。
しかし、アレルギーを起こすきっかけになる物質→アレルゲンは、その方その方によってもちろん異なるわけで・・・。
先に述べた花粉はじめ、食品、薬剤など口にするもの、衣服やアクセサリーなど身につけるもの・・・。
歯科領域でもかぶせ物や詰め物の金属、義歯の針金や本体、それこそ挙げればキリがないです。
神戸大口腔外科の病棟は旧病院時代皮膚科と同じ(現病院は内科と同じ病棟です)だったのですが、それこそ様々なアレルギー疾患の患者様が入院されておられました。
アレルゲンが特定できれば、治療の道筋も立つわけで、展望が開けてきます。
でも、それがわからなければ、他の疾患も視野に置きながら、日常生活にまつわるあらゆるモノをパッチテストでふるいにかけていました。
卵やサバから始まり、果てはゴキブリの羽根まで、テスト材料にしていたのを見て、「ここまでやる必要があるんやなあ」と驚きを隠せなかったです。
アレルギーが若い頃には出現しなかったのに、突然顕著な症状が現れるものに「コップの水」になぞらえた仮説(あくまで決まりではないとのことです)があります。
人が持つアレルゲンの限界量はまちまちで、コップの大きさが異なります。摂取や接触によりどんどん取り込まれ、コップの水が増えていきます。
コップの水があふれた時がアレルギー発生につながる、というものです。
有力な説ではあるものの、ストレスなども要因に挙げられ、まだはっきりしないところもあるようです。
原因が明確であり、治療法が定まる日が早く訪れてほしいです。