インプラントの勉強会。
- 2016年09月26日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
先週の前半は、台風襲来での激しい雨と風でした。
にしクリ前の国道2号線も、木々が暴風に降られて、倒壊には至らなくても、大量の落ち葉、枝が積もりきってました。
まだしばらくは、台風情報のお世話になると思います・・・。
先日、大阪口腔インプラント研究会に参加しました。
今回は「10年前のその治療選択は、本当に正しかったのか、その後の経過から言えること」と題して、先生がたの講演となりました。
中島康先生の「歯周疾患罹患歯とインプラントは共存できるのか?」では、動揺インプラント(嫌な響きです・・・)も、しっかり供覧してもらいました。
地味ながらプラークコントロールで歯肉出血がないぐらいまで、状態を落ち着かせて、やり直しとして抜去するのか、そのまま保存続けるのか、はたまた義歯に変えるのか、とても興味深かったです。
宝塚開業の山野総一郎先生は、噛み合わせ部がほぼほぼ崩壊している患者様の治療選択についてのお話しをされました。
今更ながら、ですけど、仮歯(プロビジョナル)の機能状態をみつつ、治療方法を選ぶ、というのは、とても大事ですね。
山野先生は「生物学的な反応を超える結果は得られない、と思う」とコメントされましたが、これはインプラントの相談させていただく芦屋市の野阪泰弘先生も同じことを言われます。
インプラントの患者様は、処置が完了して、無事にかぶせ物が装着されて、そこからが、「おつきあいのスタート」になります。
処置を始める前から、定期的にメインテナンスに来ていただけることを約束してもらうよう、クドイほど、説明します。
抜歯を始めとする、通常の外科処置は「取り去る」ため、ここが大きく異なるわけで・・・。
「自分にできることは何」をよく考えて、診療に臨みたいです。