予防歯科の講演会。
- 2022年04月12日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
週末は東北地方では気温30℃超えを記録したり、4月というのに、季節外れの暑さがみられたり、でした。
春らしい陽光を通り越して、早くも夏が来そうな天候です。
先日、予防歯科のWEB配信での講演会に参加しました。
大阪大学大学院の天野敦雄先生による、演題「長生きしたければ、歯周病を治しなさい」の講演でした。
平成初期の頃に当時の厚生省が国の努力目標として掲げた「80歳で20本残す」→8020運動。
実際80歳代で20本残存歯を認める方は、25年前が6-7%だったのに対して、現在50%程度に向上している、という結果で、「健口が健康を作る」が大きなポイントになっていました。
どちらかというと「患者様も主治医」という位置づけで、健口で健康であることが、生涯寿命と健康寿命の差を縮めるうえで重要だと説かれていました。
近年の予防歯科の進歩は目覚ましく、歯周病というお口のなかの分野にとどまらず、フレイルという全身的な機能退廃のストッパーとして、大きく貢献しているといえます。
複数の仕事関連の方々と企画から協力して、コロナ禍で2年以上中止延期を繰り返しながら、ZOOMウェビナー配信として開催できた講演会でしたので、嬉しくもありました。
天野先生、わかりやすく、落語家の噺のような語り口で、聞き入ってしまう内容を淡々と披露していただき、本当にありがとうございました。