仮歯について。
- 2023年10月17日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
日中は暖かいですが、日没後の肌寒さには、3週間前に30度超えがあったと思えない、気候の変わりようです。
10月も半ばを過ぎて、秋らしさをしっかり実感できそうですね。
歯の治療上、完了するまでにどうしても不可欠な存在として、仮歯が挙げられます。
特に審美的には「歯抜けの人」にならないためにも、治療の際に間髪入れず、装着したいものと思われます。
中央から数えて3番目までの前歯あるいは奥歯でもブリッジ(複数の連結かぶせ物)などが。ようやく保険診療対象になります。
保険外診療では自由に作製仮着として利用するものの、保険診療では上記のような制限があるため、材料代コストも相まって、躊躇するところです。
開業時よりできるだけ治療中に噛んでもらおうと、その場で仮歯作製して、仮着させて日常生活に利用してもらっていました。
ただ、「仮セメントで仮に着けている」に過ぎないので、どうしても外れてしまったりで、患者様に却って迷惑をかけてしまうことも・・・。
こうなってしまうと、仮封(仮のフタ、簡素にしたものです)の方が良いのかな、と考えさせられます。
患者様の日常生活の利便性を考えれば、作製仮着が良策であるでしょうけど、やはり保険診療という、現実とのギャップを突き付けられている感がとてもあります。