柔道、一発勝負。
- 2020年12月15日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
暖かさは全くどこかへ行ってしまって、ホントの「冬」に入った感のある寒さですね。
先日、柔道の東京五輪代表で唯一決まっていなかった、男子66kg級の代表決定戦がありました。
神戸市兵庫区出身の阿部一二三選手と丸山誠志郎選手との対戦、何度も相まみえてきた2人。
海外大会での実績も十分で、これまでの直接対決もほぼ五分、甲乙つけがたいため、選考できない状況でした。
2人選ぶわけにいかないため、「一発勝負、勝った方がオリンピック」の形が採用されました。
試合自体も2選手の力がぶつかり合う激闘で、通常の4分で勝負がつかず、延長、延長・・・になりました。
お互い指導を取られた状況で、開始24分で阿部選手の大内刈りが技ありとなって、熱戦に終止符が。
「ワンマッチでのオリンピック代表決定」は、伝統の日本柔道史上でも初とのことで、歴史に残る一戦でした。
どちらが勝っても何ら不思議ではなく、もつれにもつれても答えを出すことになる残酷さは、とても勉強になりました。
勝った阿部選手も、負けた丸山選手も、人生の岐路に立った状況での戦いぶりに、感動しました。
阿部一二三選手、東京オリンピックで頂点に立ってほしいです。