矯正などティーンエイジの便宜的親知らず抜歯。
- 2023年12月19日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
いよいよ2023年も大詰めを迎えつつあります。
暖かさと寒さが交錯して、防寒対策を怠ってしまいがちですが、体調を崩すのはリスク大なので気をつけたいです。
矯正歯科先生からのご紹介が多い、歯列矯正患者様の智歯(親知らず)抜歯。
親知らず抜歯は「怖い」という、負のイメージもあって、あまり歓迎されるものではないです。
実際、患者様から「歯肉が腫れている」、「痛みがあります」、「(親知らず周辺に)虫歯の穴が開いて、食べカスが詰まって・・・」という症状があって、抜歯の流れになっています。
矯正治療上、どうしても歯列を理想的に整える際に親知らずの存在が弊害になる考えから、上記の症状発現前、10代で手掛けることも珍しくないわけです。
抜歯そのものは、まだ顎骨が柔らかく、歯根が曲がっていても、無事に脱臼摘出できることが大半、の印象になっています。
気になる下唇・オトガイ部の知覚鈍麻(不完全な痺れ)は処置直後に発現された方はおられますが、迅速な対応のおかげなのか、現在のところ、ボクは10代の方の永続的な麻痺を呈してしまった方は、幸いゼロです。
とはいえ、誰もが永続麻痺第1号にならない根拠はなく、やはり事前の同意書説明を含め、対応は細かくしています。
夏休み、冬休み、春休み、各々に該当するシーズンに入ると、定番的に増えることもあり、あらためて自身のスタンスの正しさを再考する次第です。