義歯の支えの短いインプラント。
- 2020年08月31日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
暑さは衰えることなく、日中は蒸し干しにされそうな状態が続いています。
8月も終わり、台風発生が本格化していくのが心配です。
先日、大阪口腔インプラント研究会に参加しました。
いくつかの講演がなされるなかで、東京都開業の小林先生の、義歯に対するショートインプラントについての話が、印象的でした。
短いインプラントといえば、6-7㎜程度の長さが挙げられるのですが、高齢者の場合、できるだけ骨への侵襲を避けたいというのがあります。
小林先生は日常臨床の傍ら、4㎜長さのショートインプラントを、歯科材料会社ヨシダ・徳島大学とコラボして、動物実験からじわじわと行っているそうです。
実際、4㎜のインプラントが顎の骨にうまくインテグレートされれば、患者様にとって噛むことができる選択の幅は広がることになります。
あくまで義歯の支えとしての条件だからこそなのですが。
いつ実用化されるのかは未知のなかで、厚労省の認可をクリアして、商品化される日が訪れた時は、自分の目と指先で確認したいですね。