脳外科にお願いすることもある口腔外科の疾患。
- 2019年03月13日
脳外科で診ていただくこともある、口腔外科の疾患。
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
3月も半ばに入ろうとしており、刻々と暖かさが増してきています。
花粉が多く飛散しているため、なかなか手ごわい春になっていますけど・・・。
先日、神鋼記念病院の脳神経外科部長である、上野泰先生が、地域連携室の室長と共に、にしクリに挨拶に来られました。
目的は「紹介患者様の開拓」でした。
脳外科の治療内容というと、脳梗塞やクモ膜下出血といった重症のもので、一刻も早い対応が必要、のイメージがあります。
でも、歯科や口腔外科で、虫歯や歯周病ではない、痛みに悩まされて、受診される患者様がにしクリでも、少なからずおられます。
代表的なものに「三叉神経痛」、「非定型顔面痛」が挙げられます。
「顔にビリッと電気が走る」、「顔を抱えるくらいツラい痛み」、といった強い症状もあり、こちらが見ていても、いたたまれないケースもみられます。
開業して遭遇する機会は減りましたが、ホームページをチェックされて、来院される患者様がコンスタントに散見されます。
「テグレトール™」という、抗てんかん薬が、昔からのファーストチョイスではありますが、経過が長い方ほど治りにくくて・・・。
三叉神経自体が脳から出てくる血管に圧迫されているケースがあったり、で、そういう場合も含め、MRI撮影・診断・治療依頼で、脳神経外科にお願いすることがママある訳です。
上野先生は、数年前に講演会で質問させてもらったことが縁でもありますが、わざわざ来ていただいて、お話させてもらえると、意思統一もできて、心強いです。
今後もお世話になるかと思います、よろしくお願いいたします。