花粉症患者様への歯科治療対応。
- 2023年02月28日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
週末は寒さもありましたが、花粉が舞い始めていますね。
患者様も「鼻詰まりで息がつらいです」と話される方もおられ、花粉症の本格的な時期に入ったようです。
最近は5月終わりぐらいまで、花粉症に悩まされる傾向にあるようなので、かなり長期に及びます。
鼻呼吸がしづらいと、患者様にとって歯科治療がしんどいものになります。
虫歯の治療、歯石除去、親知らず抜歯、インプラント手術、歯科治療には総じて注水を施す必要があります。
お口の中にバキュームを添えて、機器から出ている水が外へあふれていかないように、吸引を行うわけですが、鼻詰まりがある患者様には「息ができない」状態に・・・。
これはツラいもので、やはり施術側がチェアの水平位を45度~60度程度の坐位のポジションに変える、などで対応していきます。
ただし、虫歯の切削などで、視野が狭まってしまって、確実な治療ができなかったり、といった事態も生じます。
極論としては、花粉症がある程度落ち着くまで、歯や歯肉の痛み・腫れ症状など、急を要さなければ、しばし受診をお休みしていただくなどの落としどころが決まります。
口呼吸となると、どうしても機材の誤飲・誤嚥といったアクシデントにつながりかねないので、ここは花粉症が落ち着くのを待つ形になりますね・・・。
春の「スギ」、秋の「ヨモギ」に代表される、季節の変わり目に起こる飛沫花粉は、本当に悩ましいです。