痛みと漢方薬の講演会。
- 2022年08月30日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
夜が涼しくなって、より過ごしやすくなりつつあります。
時折、激しく降る雨は少々心配にはなりますが・・・。
先日、大阪口腔インプラント研究会での講演会に参加しました。
「全身を考えたインプラント治療のすすめ」として、砂川正隆昭和大学医学部生理学教授がお話をされました。
治療後の慢性疼痛、激痛ではないけれど、とにかく早く消失してもらいたい痛みや違和感症状。
「なぜ痛みが起こるのか」から始まって、標準的に投与する「痛み止め」の他に、立効散や芍薬甘草湯といった漢方薬も併用するのも選択肢と、砂川先生はわかりたすく解説していただきました。
開業医では難しいと考えるケースでも、痛みが改善できるのであれば、インプラント関連でなくても、親知らず抜歯後の症状でも、そこはやはり「治ってほしい」と思うわけです。
3時間にわたる講演でしたが、「痛み」は治療に携わる限り、常に直面するものなので、今後の参考にさせていただきます。