歯周病外科に用いる「リグロス®」って・・・。
- 2019年07月16日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
暑いですね、いよいよ本格的な夏が始まった感じがあります。
近畿地方梅雨明けがまだのようですし、雨の勢いが収まれば、暑さがますます前面に出てくるような・・・。
歯周病の進行によって、歯を支えている骨が減ってしまって、繰り返し歯肉が晴れていたり、微妙に歯が動揺していたり、という患者様への治療は多く遭遇します。
歯の周りに付着した歯石を歯肉の上方・内部それぞれ除去しても、なかなかに状態そのものが改善しない場合、歯周外科に踏み切ることになります。
フラップオペレーションといって、歯肉を切開し、内部をかき出す、小手術的な対応をとるのですが、場合によって、人工骨や他の歯の部位からあご骨の一部を移植したりします。
2年ほど前から、人工材料で「リグロス®」なるものが登場し、これらの骨に混合させて利用することも出てきました。
歯の動揺を極力止めるなど、工夫も必要ですが、創部を治癒させて、術前以上に「骨を再生に近づける」には力強い内容ではあります。
今後も引き続き、患者様の歯周病状態によって、助けてもらう機会があると思います。