嚙み合わせ圧に対する、マウスピース。
- 2022年05月10日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
ゴールデンウィークが終わり、通常の勤務サイクルに戻りました。
ここから7月の「海の日」までは連休もなく、完全な「戦闘モード」に入っていくため、息切れしないように毎年意識しています。
マウスピースの大事さを感じる機会に遭遇することがとても多くあります。
初めて来院していただいた段階で、虫歯を含む歯科治療が終了した時点で、次のステップに進んでいく形になります。
定期健診といったメンテナンスに移行して、にしクリならば、歯科衛生士の方や家内、私が歯周病治療を行うので、「歯を削る」といった行為がかなり減ります。
にもかかわらず、歯を支える骨が緩やかに吸収する→歯周病が進行したり・・・。
歯がすり減ったり(歯の頭の部分だけでなく、なぜか歯の側面に相当する箇所だったり、です)・・・。
ご自身でのブラッシングも、こまめに行っておられる(こちらでチェックのうえプラークコントロールが良好という結果のもとです)・・・。
お話を伺っていると、食いしばりや歯ぎしりといった嚙み合わせに関わっているといったことがあったりします。
職場でパソコンをみながらのお仕事中、重いものを運ぶ作業のさなか、スマホを見入っている時、お料理をしている際・・・。
案外、日常で挙げられる「普通の出来事」だと思われますが、これらが毎日積みあがっていけば、侮れないポイントになってくるわけです。
この断続的に侵襲が加わる、普段のご自身の嚙み合わせ圧に対して、力を分散させる目的でマウスピースを装着してもらうことは非常に大切です。
毎日ずっと入れ続けることはせず、1-2日のなかで決められた時間内に装着するだけでも、噛み合わせというパワーに対してかなり効果的に対応できると考えます。
何しろ咬合圧という力が引き起こす、歯のマイナス面での結末は、「歯が割れる」というものですから(もちろんすべてではないですよ)。
マウスピースは、ご自身で付け外しできるものなので、簡便な自己管理というものもメリットと思います。
多くの歯を残すことを長期的に考える場合の、心強いアイテムですね。