「国民皆歯科健診」
- 2022年06月7日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
6月に入り、朝方はまだ爽やかさを感じていても、日中は暑さがじりじり迫っています。
例年は5月でも気温30度越えがちらほらなので、やはり警戒しますね。
先日、政府が「国民皆歯科検診」を実施する方向で動いている、というニュースが出ました。
政治家の方々の間で、「歯を治せば、歯を健全な状態にしていれば、全身的にも、より元気に過ごせる」という意見が出てくるようになったのがきっかけです。
現在、日本の国家予算で一番使われているものは、いうまでもなく、医療費です。
あるシンクタンクが調べた統計では、歯科治療を受けてケアをされている方と、受診をしていない方とでは、1人が1年間に使う医療費が13万円の差があるそうです。
国民の2人に1人、歯科検診を受けた場合、6兆8千億円の医療費削減にもなる、と。
以前のブログにも書きましたが、かつての厚生省が80歳で20本の歯を残しましょう→8020運動を推奨したのが平成に入った頃でした。
実際、30年程経った今、歯科診療に携わっていても、残存歯が多くある高齢者の方の数が増えていることは実感します。
周りの方々が、病気がちな晩年よりも、健康的なセカンドライフを過ごしてもらえることをサポートしたいですね。