おすすめ映画作品8。
- 2015年07月27日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
暑いですよね、京都・大阪は気温35℃超えの「猛暑日」が珍しくなくなっていますね。
神戸は京阪よりだいたい2℃程度低めの気温になってくれているおかげなのか、まだビミョーに過ごしやすさを残せているような・・・。
どちらにせよ、やたら暑いのは変わらないわけで、少しでも涼しくなってほしいです。
今回は久々に紹介のおすすめ映画作品です(前回は「ベンジャミン・バトン」でした)。
1978年公開、マイケル・チミノ監督「ディア・ハンター」をお伝えします。
ロバート・デ・ニーロが主演し、ベトナム戦争を題材にした内容で、アカデミー作品賞に輝いています。
この映画の要所で出てくるのが、アトランダムに弾丸を込めた拳銃を、こめかみに突きつけて、引き金をひく、「ロシアン・ルーレット」です。
結婚式で集った仲間たちと、戦場で再会したのもつかの間、捕虜としてベトナム軍に捕らわれてしまいます。
ベトナム軍陣地で、敵兵士から「ロシアン・ルーレット」を強要されます。
辛くも、その苦境を打開するものの、その後、帰還しても、デ・ニーロから、以前のような爽やかさがまったく失われる、対称性がとてもうまく引き出されています。
若き日のジョン・カザールやメリル・ストリーブなど大物俳優が目白押しで出演しているのも、作品に華を添える形に・・・。
終戦後も帰国せず、ベトナムで「ロシアン・ルーレット」に奇跡的に勝ち続ける友人クリストファー・ウォーケンを母国に連れ戻すため、デ・ニーロがその「ロシアン・ルーレット」で対決するラストシーン。
人間性をも崩壊させてしまう、戦争の狂気をしっかり描写していると思います。
戦争の悲劇を通して、心の闇の部分があくまで淡々と映し出されている、この作品、機会があれば、是非観て下さい。