口腔インプラント学会、参加しました。
- 2015年09月21日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
シルバーウィークは始まりから終わりまで、天候に恵まれてくれました。
9月に4連休が設けられると、すごく違和感がありますね。
先日、岡山での日本口腔インプラント学会に出席しましたので、ご報告いたしします。
大型連休中で、診察お休みの先生が多いこともあってか、初日から参加者が大挙して、会場入りしていました。
専門医教育講座では、岡山大教授の窪木先生が、超高齢社会でインプラントを通しての、患者様への寄り添った治療についての講演をされました。
大学病院や市中病院口腔外科、開業医さんも含め、全国的に、インプラント埋入は、年齢層としては、現在60歳代の方がピークになっています。
埋入後10年、20年・・・、と経過してくると、その方々もさらにお年を召され、様々な出来事が発生しています。
足腰が弱って行動範囲が狭まったり、寝たきりになられたり、認知症になられたり、大病を患われたり・・・。
クリニックに出向いていただく通常のケースでも、「定期的な検診をお願いします」、と何度もお伝えする(埋入して、はい、終わり、ではなく、経過が大事ですから)だけに、患者様が将来老いていかれることも想定しての埋入となると、すべてが予測できないというのが、本当に頭の痛いお話です。
難しい症例でも果敢に挑むインプラントのスペシャリスト先生の発表を聴ける機会もあり、また、術後・埋入後のインプラント周囲炎への対策やiPS細胞由来のものを利用した骨移植材料の開発研究の題材など、興味持たれる内容も多かったです。
いろいろと学べることができました。