救急処置プロバイダーの認定を受けました。
- 2015年10月19日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
天気の方はここしばらく、雨がほとんど降らず、晴天続きです。
イベントとしては、運動会はひと息ついて、音楽会や文化祭がメインとなる時期ではないでしょうか。
先日、名古屋で開催された、日本口腔外科学会のタイムスケジュールのひとつとして実施された、BLSの講習会を出席しましたので、ご報告させていただきます。
BLSというのはbasic life support、つまり一次救命処置のことで、胸骨圧迫に代表される心臓マッサージなど、様々な対応、手技、知識についての講習会でした。
以前は救急の場での手順は「A‐B-C」と言われていました。
しかし、それはもう過去のものだそうで、現在は組み合わせが変わって、「C‐A‐B」なのです。
「C」は胸骨圧迫、「A」は気道、「B」は呼吸のことで、心停止している方に施す救命対応に必要不可欠な内容です。
専ら、お話の会なのかというと、まったくそうではなく、「聞いたことは即、実行」でマネキンを使った「模擬訓練」の連続でした。
心臓マッサージに該当する胸部圧迫は、「少なくとも1分間に100回」と定義づけられていて、30回→人工呼吸2回→30回→・・・を、AED(自動体外式除細動器)や救急車が到着するまで、行い続けるのです。
心停止の方が倒れられた場所での、周囲の発見した人の数も異なりますから、救命処置も1人での場合、2人で行う時、3人以上での対応のケース・・・、などいろいろにはなります。
とはいえ、どの状況でもとにかく、「胸骨圧迫は正確な形で行う」、これが基本でした。
マネキンはなかなか固くて、ボクなら全身の力を使って押し込むぐらいでないと、きっちり胸骨圧迫をすることができませんでした。
訓練序盤は思うようにマネキン胸部に押し込む力が行き渡らず、苦戦しました。
30分もやっていると、汗だくで、小児・乳児・窒息ケースも含め、60分1コマを10分休憩挟んで、5コマ続きました。
ひととおり受講した後に技術試験と筆記試験。
技術部門は「C‐A‐B」のシュミレーションを一から最後まで、スムースに手際よく、確実に行うというもので、指導教官チェックのもと、チャレンジしました。
成人、乳児の2パターンでしたが、ボクの場合、どちらもマスク呼吸のタイミングが悪い、の評価で、修正を指示され、その場で再試験になりました。
なんとかこれをクリアして、最後の筆記試験。
25問中21問以上で合格の条件で、気合い入れました。
結果は合格、テキスト読んでおかないと無理な内容だったので、ほっとしました。
閉会時にプロバイダー認定証いただきました。
実習中の写真を撮り忘れてしまい、残念でしたが、なんとか目的を達成し、帰路に着きました。