子供さんの歯科矯正治療への移行について
- 2016年03月14日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
週末は暖かい陽気から一転して、雨が降り出しました。
子供さんの診察に携わっていて、虫歯治療だけでなく、歯並びを気にされる、お父さんやお母さんが多いことを実感します。
あごの骨が小さく、乱れた歯並びの子供さんは、全体の半分近くに届くのではないか、と考えられるぐらいに頻繁に遭遇するのですが・・・。
一般歯科で乱れた歯並びを修正する基本は、該当する箇所の乳歯を早期に抜歯しておいて、永久歯の位置修正を図ることになります。
とはいっても、このやり方では、次に出てくる永久歯もスペースがなくなって、あごの骨が大きくならない限り、美しく並べないままです。
ここで、矯正による歯列改善になっていくのですが、年齢に応じて対応していくのなら、矯正専門医のお仕事と割り切り、にしクリでは矯正治療を行っていません。
神戸大口腔外科には矯正部もあり、徳島大歯学部矯正科から先生がたが出向されてきます。
ボクも家内も医局員時代に矯正治療全般を教わり、アイデアルアーチなど通常のアーチ曲げも全然問題ないのですが、そこは敢えて矯正専門医との棲み分けに徹しています。
普段の診療で、ごく普通に対峙する出来事なので、この後の治りがどうなるのか、常に考えながら、適応を見極めていくようにしたいです。