錦部製作所の超音波スケーラーチップ。
- 2016年04月4日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
4月です、週末は桜満開でしたね。
心配された雨もなんとか持ちこたえてくれたようです。
関西での、最近の桜は、入学式の頃になると、ほとんど散ってしまっていますからね。
一度、雨が降ればもう厳しいかな・・・。
今回は、歯周病治療で欠かせない、超音波スケーラーの器具の話です。
歯周病は25歳以上の方では、全体の7割程度に症状が発現しはじめ、その後、長期にわたって、進行していくことになります。
進行の速さや、症状の強さには、個人差があるので、すべての方に当てはまるわけではないのですが、基本的なケアが必要です。
患者様が直接行うブラッシング、歯科医院ではクリーニングや歯石除去などが、そのケアに該当します。
超音波スケーラーは、歯肉の浅い箇所に付着する歯石を取り除くのに、欠かせないパーツです。
しかし、この器具も状態が良くなければ、効率的に除去できませんし、不完全な状態で使用すれば、かえって歯肉を傷めることもあります。
超音波スケーラーを扱う企業は、国内ではEMS、サテレックなど4社のシェアが大きく占められています。
が!、そのなかで、歯石除去に直接の役割を果たす、先端のチップは、たくさんのメーカーから販売されています。
なかには、すぐに摩耗してダメになってしまう粗悪品もあって、コストパフォーマンスに大きな差があります。
結果、「よいモノを取り入れたい」と、いろいろ探していると、錦部製作所のチップに行きつきました。
ここのスケーラーチップは繊細で、「職人集団のチップ製作会社」を自認されているだけあって、気合が入っています。
チップ先端を鋭縁化するための「シャープニング」という作業でも、わかりやすくマニュアルをいただいたり、専門職ならではの気配りがみられるのです。
「モノづくり日本」をそのまま体現しているような会社だと思います。