インプラント研究会、参加しました。
- 2016年05月30日
こんにちは、にしまつ歯科クリニックの西松です。
週末は、雨がパラつくも、本降りにならなかったり、で、中途半端な天候でした。
ボクは、というと、風邪をひいてしまい、声が出にくくて、咳ばかりしていました。
先日、大阪インプラント研究会に参加してきましたので、ご報告させていただきます。
今回は、大阪歯科大学名誉教授の諏訪文彦先生による、「口腔インプラント臨床にかかわる実験的基礎研究から」でした。
チタンで作られた人工歯根である、インプラントは、もちろん「のあごの骨の、歯が欠損している場所」に埋入するものです。
とはいえ、インプラントそのものを顎骨内に無事に埋入させ、さらに上部にかぶせ物を装着させて、しっかり噛んでもらえる、という時期はいつなのか?は、わからないことが多くあります。
諏訪先生は、ボクのような臨床医が普段、疑問に感じている、インプラントを介しての骨のしくみを解説していってくれました。
抜歯した箇所が直後、血の塊で密集していたのが、細かな血管がはりめぐらされて、繊維性の硬さになって、新しい骨に向かっていくなかで、使用することでなるだけ早く骨に置換させる、β‐TCPについてもお話しされました。
サルやイヌでの実験による、骨とインプラントとのくっつき具合は、顕微鏡写真を通して、先生の熱意が伝わっていました。